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不流斎の日記

不易流行 不易を知らざれば基立ちがたく 流行をわきまえざれば風新たならず

アフィリエイト広告規制強化 消費者庁景表法改正検討

 はじめに

 もくじ

第1 問題提起

  1  結論

  2  結論に対する理由

第2 意見提示

  1  広告規制強化有無について

  2  これからのアフィリエイト広告のあるべき姿

  3 これから 広告主、仲介業者、アフィリエイトのやるべきこと 

第3  展  開

 1  広告規制強化の必要性

  2  広告主、仲介業者、サイト又はサイト運営者が効能・性能・合理性の開示   

  3  法令違反の広告主、仲介業者、ブロガー(運営会社等含む)の責任と所在

4  結  論

   1  小括

   2  結論

 

はじめに

消費者庁が今月初旬にアフィリエイト広告に関する第1回の検討会を開催しました。景表法改正について年内を目途に何らかの結論が出ます。間違いなくアフィリエイト広告規制強化になるでしょう。本当に規制強化になります。

現段階では立法化、ガイドライン(指針)の発出は不透明であり、独自の立法化も不明である。しかし、最低年内にはガイドライン(指針)の作成・発出は確実である。法令については景表法等消費者庁管轄の法令を事案ごとに適用することになっています。  

恐らく前々から国民生活センター或いは消費者庁に消費者から苦情や相談が複数回以上あがって来ていたことは、容易に推察できます。これらを踏まえ、現段階の消費者庁の会合及び今後予想されるであろう規制強化について四部構成でまとめます。

消費者庁の中間報告やパブリックコメント等あり次第、加筆修正してお知らせいたします。法制化等になることが確実になった場合は、私のサイトの別ブログ「喫茶去blog」で詳細を記事にして公開します。

順法で真面目に、正直にお金儲けすることは良いことです。

かの渋沢栄一も「恒産(真面目に、正しく、正当なお金も儲け)」を認め良しとしています。真っ当で真面目で実直なサイト又はサイト運営者とブロガーは適正なアフィリエイト広告で消費者保護と順法で益々アクセス数が増え、アフィリエイト広告の虚偽・誇大広告出稿でお金儲けだけのサイト又はサイト運営者とブロガーは、早晩撤退又は縮小、廃業を余儀なくされます。

それから消費者庁アフィリエイト広告規制強化のガイドラインが公表され、ガイドライン違反があればグーグルアドセンス違反でアドセンス広告取り消しも十分ありえます。

また、消費者庁が今回問題視した虚偽・誇大広告における規制強化移行についても、現段階での虚偽・誇大広告についてグーグルアドセンスに報告すると、かの有名ブロガーや他の虚偽・誇大広告出稿ブロガーはアドセンス失格になるでしょう。

グーグルも今回の消費者庁アフィリエイト規制強化については、非常に興味を持っています。今後の消費者庁アフィリエイト規制強化の内容によっては、虚偽・誇大広告をしたサイト又はサイト運営者並びにブロガーは下手をすると、アドセンス半永久停止の可能性もあり得ます。

第1 問題提起

■結  論                                              

消費者保護の観点からアフィリエイト広告規制に賛成である。確かに景表法では表示者主義になっている。しかし、表示者主義になっていることが誇大表示や虚偽を招いた要因となっている。規制強化の動きは当然である。景表法改正も視野に入れている。広告主の虚偽・誇大広告については、広告を出稿掲載したブロガーに責任転嫁している悪質な広告主もいるので、景表法が改正された場合には改正された景表法により生き残りができなくなります。消費者庁は規制強化前であっても、規制強化に動き出すことはまちがいないでしょう。消費者庁管轄の法令を駆使して措置命令などで締め出しが強固になってきます。

 ■理  由                                                ①表示主義のため、ブロガーが広告主、仲介業者の広告の内容を鵜呑みにしてそのまま記事にしたり、故意に虚偽、誇大広告を記事にしても、責任は広告主にあることを知っているような、確信犯的な記事でお客を誘導し不正な報酬を得ている。また、広告主の広告が虚偽・誇大広告であるのに、ブロガーに責任転嫁する事例が少なからずあります。今後は、より厳しい取り締まりや行政指導が増えます。                                              

②報酬のために業者や個人ブロガーがアクセス増加に奔走し、アクセスが増えれば増えるほど広告をクリックする確率が増え、報酬も増えるので自ずと無意識のうちに報酬目的で虚偽の記事でお客様や消費者を誘導し不正な報酬を得ている。

第2 意見提示

■広告規制規制について                            

①広告主、仲介業者、ブロガー(事業者、個人含む)広告主、仲介業者、ブロガー(事業者、個人含む)に対する規制強化は必要であり、景表法等の法令の改正が必要です。

②7月以降は自主的に仲介業者、ブロガー(事業者、個人含む)虚偽・誇大広告をやらないことが必要である。

■これからのアフィリエイト広告について

➀広告作成・編集・出稿については広告主と仲介業者が虚偽・誇大広告でないことを確認し、ブロガー(事業者、個人含む)に対して記事の出稿内容を審査して広告記事の広告を許可する。

②規制強化前であっても消費者保護の順法を実行することが必要である。

■これから 広告主、仲介業者、アフィリエイターのやるべきこと 

➀広告主は製商品のメリット、デメリットを仲介業者に開示する。

②仲介業者はサイト運営者にメリット、デメリットについて記事を審査し、広告主と仲介業者と共同でサイト運営者の記事を審査する。                      

➂合格したサイトのみ広告の出稿を認める。

第3 展  開

■広告規制の必要性                                 

消費者庁国民生活センターで取り上げられ、大きな社会問題となっている。速やかな広告規制は必要であり、消費者庁は今年度中には最低限ガイドライン(指針)を公表・運用する必要がある。 

②悪質又は法の抜け穴を利用した広告主、仲介業者、サイト運営者には行政罰(過料)ではなく刑罰規定も検討・導入が必要です。 

➂そうしないと虚偽・誇大広告或いはデータ捏造や偽造、故意によるデーター廃棄等による詐欺的行為のアフィリエイト広告はなくならない。

■広告主、仲介業者、サイト又はサイト運営者の効能・性能・合理性の開示

➀広告主は合理的であることを証明するために自社製商品が客観的データに基づいて効能・性能・合理性であることを開示する必要がある。

②これらのデータを秘密保持契約で仲介業者に提示し、一定の合理的な審査に合格したサイト又はサイト運営者に秘密保持契約の範囲内で開示する。

➂広告主、仲介業者、サイト又はサイト運営者は消費者庁や消費者から開示請求があった場合、速やかに開示する義務を負わせる必要があります。

第4 結  論                               

■小  括

アフィリエイト広告規制強化は必要であり賛成する。     

②正直に真面目に真剣に自社製商品を造って販売する広告主、それを仲介する仲介業者そしてサイト又はサイト運営者は、消費者が買って喜び、使って喜ぶ製商品を提供すべきです。                                

➂金儲けは悪ではありません。渋沢栄一も「恒産(正しい正当なお金儲け)」を認めています。

テレビCMの例をとり、アウトな事例とギリギリセーフの事例を例示します。

アウトな事例

かのサプリメントCMで「歩行機能の改善がみられる」「研究結果で歩行機能の改善がみられる」と大々的にやってましたが、今ではテレビCMで見たことがありません。おそらく、消費者庁国民生活センター等から何らかの指導・指摘によりテレビCMを止めたのではないでしょうか。

ギリギリセーフな事例

ちょくちょくテレビCMに出てくる、かの何とか一万個の乳酸菌の入った青汁CMです。これは、青汁飲料として野菜摂取の代用品のみで、効能や医学的なことはアウトにならないギリギリの表現を使って、すり抜けています。おそらく、専門分野の弁護士の助言に基づいたCMで、景表法違反にならないぎりぎりの内容です。

今後のアフィリエイト広告やブログ記事を書く場合は、事例研究と法的知識と経験がないと、アフィリエイト広告やブログ記事は難易度が相当高くなると予想します。

■結  論

アフィリエイト広告規制強化は必要であり賛成です。アフィリエイト広告で虚偽誇大広告で儲けるサイト又はサイト運営者は、即刻撤退すべきです。おそらくこのままで推移すると消費者庁は新たな立法化又は景表法等の法令改訂と法解釈変更でアフィリエイト広告規制強化することは容易に推察できます。法令や社会通念に基づいた適正なアフィリエイト広告を実行する広告主、仲介業者、そして広告を出稿するブロガーだけが生き残っていけます。

引用文で特に重要なのは引用文の青文字下線が重要です。広告主、ASP、アフィリエイトは立法化や法解釈変更前から虚偽・誇大広告等を止めて、現行景表法違反や責任追及されないようにしっかり広告主やASPの内容を確認して、効果の有無、メリット、デメリット等を自身のブログにきちんと記録し、消費者に誤認・誤解の生じない範囲で対応することです。

あるいは、記事にこの広告の内容は広告主、ASPの内容を確認して、そのまま記事にしたと、言う内容を明記します。こうすることで、広告主からの責任追及を逃れることができます。当然、ブログ記事には虚偽・誇大広告にした記事にしないことです。

 

今後の検討内容を以下に引用します。

消費者は6月10日、虚偽や誇大宣伝を含むアフィリエイト広告の防止に向けた検討会の第1回を開催した。消費者が被害に合わないような仕組みや規制、不当表示があったときの責任の所在などについて委員らが議論。今後も意見交換を重ね、年内に一定の結論を出すとしている。

議論を受けた中川丈久座長(神戸大学大学院法学研究科教授)は今後の方針について、立法や法解釈の変更も視野に入れて対応を検討する必要があると話した。消費者庁は今後、今回の議論を基に、広告主だけでなくASPやアフィリエイターが何らかの責任を果たすための仕組みや、悪質なASPやアフィリエイターを排除する対策などについて議論を進めていくとしている。                             

 本日はこれで筆を置きます。