菅総理の緊急事態宣言等のスピーチは、下手で全く国民に響かず、国民が従うことがありません。これは、日本と欧米の教育システムの違いも大きく影響していますが、要は国民に如何に理解してもらい、行動してもらい、コロナを収束させ、一日も早く経済と雇用を回復させること考えたスピーチではありません。
菅総理に限らず、安部前総理もわかりずらいスピーチで、論理的ではあるが良く分からない役人の書いた原稿をそのまま暗記しただけのスピーチで、身振り、手振り、服装等に配慮は全くありません。菅総理も同じですが、菅総理は最低です。
それと、サポートする役人(官僚)の力量も低下しています。それにしても、スピーチ力やライティング力は欧米に著しく劣ります。日本も大学の教養科目又は専門科目の必須で修辞学や弁論術、ライティングを導入すべきと考えますが如何でしょう。
このままでは、閣僚、役人、企業、学校での教育を含め、ますます欧米に差をつけられてしまいます。欧米特に欧州ではその根底にあるのが幼稚園から高校まで学校の正規の授業のカリキュラムとして実施している「言語技術教育」が行われているからです。
米国や欧州では、中学生の時から本格的なクリティカルシンキングやディベートが行われています。高校や大学では弁論術も学んでいます。大学生になると本格的な弁論術も始まります。
モデルとなるのは、ドイツのメルケル首相のスピーチです。また、チャーチルのライティングとスピーチ力が実践向きです。これは、企業でも通じる内容です。もっと、スピーチ力とライティング力に磨きをかけることが重要です。
そして、国が学問としてやってくれなければ、「独学」でマスターするしかないのです。なぜならスピーチ力とライティング力は最重要世界標準だからです。
本日はこれで筆を置きます。