久々の日記です。ここのところ色々あって、日記を書く気力が湧きませんでした。さて、今回も新型コロナの関係を日記にします。
プレジデントオンラインで内田樹先生が(以下引用)安部政権の「日本の感染症は成功した」を信じてはいけない。という記事を読みました。その中で、法律や道徳、常識のしばりから解き放たれた人間の攻撃性。すなわち、コロナ禍のなか「自粛警察」が横行し、いま社会全体が非常に刺々しい雰囲気になっている現状です。
今回はたまたま「自粛警察」というかたちで現れました。別にどんな名分でもいいのです。それを口実にすれば、他人を罵倒したり、傷つけたり、屈辱感を与えたりできると知ると彼らは動き出します。
そういうことをさせない一番いい方法は、法律や規範意識や常識や「お天道様」や「世間の目」を活性化しておいて、そういう人たちに「今なら非道なふるまいをしても処罰されない」と思わせないことです。現に、「自粛警察」は感染者をスティグマ化することで、感染者を潜在化させ、感染経路不明患者を増やすだけですから、公衆衛生的に有害無益です。
日本で軽視され続けた「医療資源の余裕」の重要性——「空気」ひとつでムラ社会的な相互監視が行き渡るのは、日本人に固有な民族誌的奇習なのでしょうか。場の空気に流されて思考停止するのは日本人の「特技」です。それがうまく働くと「一億火の玉」となったり「一億総中流」になったり、他国ではなかなか実現できないような斉一的な行動が実現できます。
内田先生が言う「空気」は太平洋戦争以前から続いて、今日の日本に脈々とながれています。このことを端的に書いているのが、山本七平氏の「空気の研究」という本。これは現代でも大変有益です。一読ください。
その他、細かいこともろもろありますが、最大の功績は、内田先生曰く、医療従事者のパーソナルな努力で持ちこたえた医療現場との指摘どおり、
医療従事者の方々のプロフェッシナルな意識と対応の賜物です。全ての国民は、敬意と尊敬の念、そして心からの感謝をすべきです。
詳細については、プレジデントオンラインで内田樹先生が(以下引用)安部政権の「日本の感染症は成功した」を信じてはいけない。をお読みください。
これで筆を置きます。